歯科口腔外科|武蔵境のさかいばし歯科|武蔵野市関前 小児歯科

歯科口腔外科

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歯科口腔外科

歯科口腔外科について

歯科口腔外科とは、口の中(口腔)や顎、顔面などの疾患を扱う診療科です。
当院の歯科口腔外科では、口腔粘膜疾患や顎関節症などに対応いたします。

口腔粘膜疾患

口の中の歯以外は、口腔粘膜と呼ばれる粘膜で覆われています。時に、この粘膜に異常が生じることがあり、これを口腔粘膜疾患と言います。主な口腔粘膜疾患を取り上げ、簡略に説明しましょう。

口腔カンジダ症

主にカンジダという真菌(カビ)によって発症する口腔感染症で、口の中に白い苔のような膜ができたり、粘膜が赤くなったりします。痛みや味覚障害を伴うこともあります。
治療は、口腔内を清掃し、抗真菌薬を含むうがい薬や塗り薬を使用します。ケースによっては、抗真菌薬の内服を要することもあります。

再発性アフタ

アフタは直径数ミリ大の丸い形をした浅い潰瘍です。潰瘍の表面は灰白色から黄白色の偽膜(正常の構造を有しない膜)で覆われ、潰瘍のまわりは赤くなっています。食物や歯ブラシなどがちょっと触れただけも、痛みが走ります。また、刺激の強い食物や熱いもの、塩辛いものなどがしみたりします。アフタは特に何もしなくても1~2週間で治りますが、アフタが再発を繰り返すケースを「再発性アフタ」と言います。
治療としては、副腎皮質ステロイド薬入り軟膏、ステロイド入り口腔粘膜貼付錠、うがい薬などを投与します。ケースによっては、内服薬を用います。

扁平苔癬(へんぺいたいせん)

粘膜や皮膚に生じる、硬くて炎症を伴う難治性の病変です。ほおの粘膜によくできますが、舌やくちびるにも生じます。レース状や網状の模様をした白斑ができ、周囲には発赤を伴います。しばしば、びらん(粘膜の浅い欠損)や潰瘍を作り、触れると痛んだり、食物がしみたりします。稀ながら、がん化することもあります。
治療では、うがい薬や、副腎皮質ステロイド薬や抗菌薬を含む軟膏を局所に用います。歯科用金属によるアレルギーが疑われる場合は、原因と思われる詰め物や被せものを除去します。

ウイルス性疾患

ヘルペス性口内炎

単純性ヘルペスウイルスによる初感染で、一般には無症状ですが、数パーセントがヘルペス性口内炎になります。大半の患者が小児ですが、大人にもみられます。
治療としては消炎鎮痛薬のほか、抗ウイルス薬の投与、二次感染の予防策としての抗菌薬の投与などが行われます。また、うがい薬やトローチで口腔内を清潔に保ちます。

ヘルパンギーナ

ウイルスによる感染で軟口蓋(口の中の奥の天井)から口峡部(口腔と咽頭との境)に発赤および多数の水ぶくれができ、破れて小さなアフタ(中央が白く、そのまわりが赤い状態)となります。口腔の後方と咽頭に発症するのが特徴です。夏に流行しやすく、小児にみられることが多いのですが、稀ながら大人に発症することもあります。
治療は対症療法が中心となり、小児の場合は栄養・水分補給に注意を要します。

手足口病

ウイルスによる感染で、口の中に水ぶくれができて破れ、アフタ(中央が白く、その周囲が赤い状態)になることに加え、手足に水ぶくれが生じます。
口の中と全身症状は軽く、特別な治療をしなくても自然に治りますが、全身症状が強い場合は、対症療法が行われます。

白板症

口腔粘膜、とくに頬粘膜(ほおの内側の粘膜)や舌、時には歯肉に見られる白い病変で、こすっても剥がれないものを言います。白板症のなかでも、舌にできたものは悪性化する可能性が高いため、前がん病変の代表とされています。びらん(粘膜の浅い欠損)を伴うこともあり、ものが当たると痛かったり、食べ物がしみたりします。しこりや潰瘍を伴うものは初期がんが疑われるので、必ず組織を採って検査します。
治療としては、ビタミンAを投与します。禁煙は必須です。白い部分が厚いもの、隆起したもの、びらんや潰瘍を伴うものは、がん化する可能性が高いため、外科的に切除します。長年かかって悪性化するケースもあり、長期にわたる経過観察が必要です。

紅板症

舌、歯肉、その他の口腔粘膜に発生する「前がん病変」です。表面は平らで滑らか、色は鮮やかな紅色で、ビロード状をしており、多くは境界が明瞭です。初発症状として刺激痛がよくみられます。紅板症では、その50%前後が悪性化すると言われます。
治療としては、がんになる可能性が高いことから、外科的に切除するのが望ましいと考えられています。悪性化する可能性が高く、治療後も経過観察をする必要があります。

粘膜のケガ

何かにぶつけて口をケガしてしまったような時は、早めにご来院ください。粘膜やくちびるが切れてしまった場合は、そこから病原微生物に感染する恐れがありますので、早めの処置が必要です。また、ぶつけて歯が抜けてしまったような場合や、グラついていた歯が抜けてしまったような場合も、すぐにご来院いただければ、早急の処置により歯を残せる可能性があります。

顎関節症

顎関節症は口を開けたり顎を動かした時に痛みが走ったり、口を開けたり閉じたりした時に関節部がポキッと鳴るなどの症状が見られる症候群で、幅広い年齢層の方に見られます。

顎関節症の症状

主に下記のような症状のうち、一つもしくはいくつかが重なって現れます。
これらのほかにも、顎の周辺だけでなく、首や肩、腰をはじめ全身のいろいろな部分に多様な症状が現れることがあります(逆に、顎の周辺に異常があるからと言っても、顎関節症とは限りません)。

  • 顎が痛む
  • 口を大きく開けられない(開口障害)
  • 顎を動かすと音が鳴る(関節雑音)
  • 噛み合わせに違和感がある
  • 口を完全に閉じられない

顎関節症の原因

原因としては、食いしばり、歯ぎしり、外傷、精神的ストレス、左右いずれか片側の口でばかり噛む習慣などのほか、様々な要因が絡み合っていると考えられ、原因もタイプも様々です。

顎関節症の治療

治療法には、下表のような方法があります。
当院では多方面にわたる検査を行い、その結果を総合的に判断した上で、個々の患者様にふさわしい治療法をご提案いたします。

スプリント療法

スプリント(顎関節症用のマウスピース)を就寝時に装着することによって、顎の筋肉の緊張を緩め、食いしばりや歯ぎしりを改善したり、その弊害を軽減したりします。スプリントには、いろいろな種類がありますが、患者様お一人お一人の歯型に合わせて、個別にお作りいたします。

認知行動療法

「食いしばり」「歯ぎしり」「歯をカチカチならす」など(ブラキシズム)の癖や片側の口でばかり噛む習慣とその背景因子を本人に自覚させ、止めさせるように導く心理的な手法です。

運動療法

口を開いたり、顎を動かしたりする訓練です。

薬物療法

薬で炎症を鎮めたり、痛みで凝り固まった筋肉に筋弛緩剤を投与したりして緩めます。また、夜間の歯ぎしりや食いしばりを抑えるために睡眠導入剤、痛みの軽減のために抗不安薬、抗うつ薬などを処方するケースもあります。

物理療法

痛みを軽くするために、患部を温めたり冷やしたりします。

マニピュレーション法

関節円盤という、顎関節のクッション役をしているコラーゲン組織を正しい位置に戻す手法です。